もう「勉強しなさい」と言わなくて大丈夫。子どもが自然と机に向かう3つのスイッチ


お母さん
「宿題やったの?」「今やろうと思ってたのに!」
毎日この繰り返しで疲れちゃって。



塾長
分かります。夕方の忙しい時間にバトルになるのは辛いですよね。でも実は、お子様が動かないのは「やる気がない」からではないかもしれません。
こんにちは。個別指導塾「STEP」の塾長です。
低学年の頃は素直に机に向かっていたのに、「小学3、4年生くらいから急に様子が変わったな」と感じている親御さんはとても多いです。
いわゆる「中間反抗期(ギャングエイジ)」に差し掛かるこの時期は、自立心が芽生え始める大切な時期。だからこそ、親の「指示」や「干渉」に対して敏感に反応し、いちいち口ごたえをしたり、ふてくされたりしてしまうんですね。
この時期のお子様が家で勉強しないのは、「やる気がない」からとは限りません。親に「命令」されるのが嫌なだけで、きっかけさえあれば動き出せることも実は多いんです。
大切なのは、正面からぶつかることではなく、ちょっとした「環境」や「接し方」の工夫です。今日は、私が教室で実践している、おうちでもできる「やる気のスイッチ」の入れ方を3つ、ご紹介します。今日から「勉強しなさい!」を封印して、少しだけやり方を変えてみませんか?
1. 「やる気」に頼らず「環境」を変えてみましょう
まず、ひとつだけ知っておいてほしいことがあります。 それは、「やる気は、やり始めた後からついてくる」という脳の仕組みです。
大人でも、掃除や片付けなどをするときに、「始めるまでは億劫でも、手を動かしたらいつの間にか集中していた」という経験、ありませんか?これを心理学では「作業興奮」と呼ぶのですが、要するに一番の難関は「最初の一歩」ということなんです。
ポイント
子どもの「やる気」は待たない!
お子様が「最初の一歩が踏み出しやすい環境」を先に作ってあげるのがコツです。
勉強道具を、あらかじめ机の上に広げておこう
おすすめなのは、あらかじめ勉強に使うノートやドリル、筆記用具などを机の上に広げておくことです。
ランドセルから出して、筆箱を探して、鉛筆を削って……。この準備の手間は、子どもにとって意外と高いハードルなんです。「座るだけですぐ書ける」状態にしておくだけで、取り掛かるまでのハードルはぐっと下がりますよ。
勉強道具を準備しておくタイミングは、お子様の生活リズムに合わせてみてください。
- 学校から帰ってすぐ: 「道具を広げてからおやつにする」をルールにする。
- 前日の夜: 寝る前の1分で「明日の分をセットしておく」を習慣にする。
最初は「ここに出しておこうか」と声をかけ、一緒に準備することから始めてみてくださいね。慣れてきて、「この方がスムーズに取りかかれていいな」とお子様が実感できれば、自分からできるようになりますよ。
2. 「絶対に失敗しない」レベルから始めてみましょう
「毎日1時間勉強する」。その向上心は素晴らしいですが、まだ習慣がない子にとっては、準備運動なしに、いきなり全速力で走らせるようなもの。すぐに息切れしてしまいます。
ポイントは、「これなら絶対に失敗しない」というくらいまで思い切ってレベルを下げて、目標を調整してあげることです。 私たちの教室でも、勉強に苦手意識がある子には、まずこう伝えて安心させます。
- 「まずは、ノートを開くだけでもいいよ」
- 「次は、1問だけやってみよう! 1問だけでも取り組めたら花丸だよ」
不思議なことに、「1問だけでいい」と認めてあげると、子どもは安心して鉛筆を握ります。そして1問解けると、脳のスイッチが入って「ついでにもう1問やってみようかな」と自分から進み始めることが多いのです。
ポイント
絶対にクリアできる量からはじめよう!
「できた!」という小さな達成感を積み重ねること。それこそが、自分から勉強に取り組むためのエネルギーになります。
3. 「間違い探し」をやめて、小さな「できた」を認めてあげましょう
子どもが勉強しているとき、つい後ろからのぞき込んで、「そこの字、汚いよ」「計算が間違ってるよ」と口出ししたくなりませんか?親御さんの気持ちは痛いほど分かります。でも、子どもにとってその言葉は「監視」になってしまいます。
おうちでは、無理に「先生」にならなくても大丈夫です。細かい指導や間違いの指摘はいったん置いておいて、「サポーター(応援団)」に徹してみましょう。具体的には、いつもの言葉を少し変えるだけでいいのです。
×間違いを指摘する
「その字間違ってるよ」
◎行動を認める
「ちゃんと宿題を始められたね」
こうした「できた事実」や「続いていること」を認めてあげる言葉かけ。それが子どもにとっての「見ていてくれた」という安心感になり、次も頑張るための土台になるのです。


どうしても親子でぶつかってしまう時は
環境を整えて、レベルを下げて、認めようと努力しても……やっぱり親子だと感情的になってしまうことはあります。それは、お互いに甘えがある家族だからこそ。決して悪いことではありません。
ただ、もし「勉強のことで毎日叱ってばかりで、親子関係がギスギスしてしまう」と悩んでいるなら、思い切って「第三者」を頼るのも、お子様を守るための選択肢のひとつです。
私たち個別指導塾STEPは、単に勉強を教えるだけの場所ではありません。「子どもの『できた!』を承認し、勉強を『自分ごと』にする力を育てる場所」でありたいと考えています。
家では甘えてしまう子も、一歩外に出て「家族とは違う、程よい距離感の大人」の目がある環境なら、背筋が伸びて素直に取り組めるものです。
学習の進捗管理やペースメイクは、私たちプロにお任せください。
おうちの方が「勉強しなさい!」と必死になる必要はありません。その分、おうちではニコニコして「おかえり」と、迎えてあげてほしいのです。
まずは「学習相談」で、お悩みを聞かせてください
「まだ塾に通うかわからないけど、家での様子を聞いてほしい」
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